誕生月の石は守護石となり、身につけていると幸運を呼び込むと言われています。
太陽の宝石 「ペリドット」
神秘的な印象を受ける 「サードオニックス」
秘蔵の石ともいえる 「スピネル」
ペリドット
エジプト王朝にも献上されたオリーブ色した宝石です。
オリーブ・グリーン~明るいライム・グリーンの宝石です。
古代エジプトの時から「太陽の宝石」として大切にされてきました!
ペリドットは、苫土橄欖石(マグネシウムの多いオリビンの宝石名です)
オリビンは、地球の表面を覆う地殻の下にあるマントルの主な構成鉱物
純粋な結晶は無色透明ですが、通常はマグネシウム(苫土)の一部が鉄に置き換わりオリーブのような黄緑色をしています。
鉱物名:オリビン
化学組成:(Mg.Fe)₂SiO₄
結晶系:直方晶系
屈折率:1.63~1.69
モース硬度:6.5~7
オイリーな外観が特徴で、昼間の明るい光の下よりも夜の照明下で映えることから
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「イブニング・エメラルド」の異名を持ちます。
ペリドットは複屈折率が著しく、オーバルなどファセットをほどこしたものはテーブル(正面真上の面)から見ると、パビリオン(裏面)部のエッジが二重に見える。
これは、ダブリングといって、鑑別の際の重要な材料になります。
※ほとんどのペリドットは、ダイヤモンドと同じく地球の深部で生成したものですが、パラサイトと呼ばれる隕石中にもみられ、希少石としてコレクターにも人気があります!
産地
主要な産地はミャンマー、米国、パキスタン、中国です
歴史的には紅海のゼバーゲット島が知られています。
サードオニックス
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サードオニックスまたは(サードオニキス)
カルセドニーの一種で、鮮やかな橙赤色の地に白色の縞状模様があります。
和名⇒紅縞瑪瑙です
縞目模様が爪の白い部分と似ているためラテン語で爪を意味するオニックスが語源となっています。
歴史が古く、古代ローマ時代から装飾品として好まれていました。
・赤と白の縞目を利用してストーンカメオの素材に用いられています。
・多くのものは加熱もしくは着色処理がされています
鉱物名:クォーツ(多結晶質)
化学組成:SiO₂
結晶系:三方晶系
屈折率:1.54~1.55
モース硬度:7
産地
主要な産地はブラジル、ドイツですが
(世界各地で産出します)
スピネル
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スピネルの語源はラテン語の小さな棘を意味する「spina」です。
和名⇒尖晶石・・・「どちらも尖った結晶の形に由来しています。
(18世紀頃まではしばしばコランダムと混同されていました)
レッドスピネルはルビー
ブルースピネルはブルーサファイア
外観も宝石学的な特性も近似しており、同一の産地から供出することも大きな要因だった
※アルミニウムとマグネシウムからなり、純粋な結晶は無色透明ですが、他の元素が入ることで赤・緑・黒などさまざまな色になります。
少量のクロムや鉄が入ると赤になり、中でも透明なものは「ルビースピネル」と呼ばれ、宝石として扱われます。
スピネルは、コランダム(鋼玉)とともに採取されることも多いため、赤いスピネルはルビーの一種だと思われていました。
みごとなガラス光沢もルビーと間違われた原因のひとつのようです。
また、橙黄色や橙赤色のスピネルはフランス語で「小さなルビー」を意味するルビセルとも呼ばれています。
英国王室の正王冠に嵌め込まれていた黒太子のルビーが実はスピネルであったというお話は有名ですね!!
宝石としてカットされると、見分けがつきにくくなるルビーの結晶は⇒六角柱状
スピネルは⇒八角体です。
鉱物名:スピネル
化学組成:MgAl₂O₄
結晶系:立方晶系
屈折率:1.71~1.73
モース硬度:8
産地
コランダムの産地と多くは共通しています。
ミャンマー・スリランカ・ベトナム・タジキスタン・タンザニアなど
株式会社Gem Mind
ホームページ:gemmind.jp