先祖代々のお墓にこだわらない人が増えてきたからこそ考えてみましょう
墓地の種類
●寺院墓地
基本的に継承者がいる方の購入が可能。宗教宗派はそのお寺に属し、檀家になることが原則。継承者がいる方向き
良い点:境内やその隣接地にあるので安心感がある上、墓参りと法要が一度に行える
悪い点:永代使用料や管理料が明確でないことも多い
●公営墓地
自治体によって運営されている。都市部では空きがなく、抽選を行っている状態。
良い点:経営体制がしっかりしている、比較的安価。交通の便もよい場合が多い
悪い点:三親等までのみ、の納骨など規則があることも。申込に資格制限もある。
●民営墓地(民間霊園)
宗教法人や公益法人が経営していることが多く、値段やルール・条件が霊園ごとに違うが、比較的に環境設備が整った場所が多い
良い点:申込の制限が他よりも低い
悪い点:場所によりルールが様々。永代使用料・管理料が比較的高い
供養・お墓の種類
先祖代々のお墓(家墓)
墓石に「〇〇家先祖代々之墓」などと刻まれている家を単位としたお墓で「家墓」と呼ばれます。ほとんどの場合、継承者がいないと新しく購入することができません。
年間管理費・・・5,000円程度から
海洋散骨(継承者不要)
お墓を持たない供養の一つ。散骨に法律はありませんが、独自の方法で行うと条令や刑法に触れることもあるので、信頼のおける業者に依頼することが大切です。散骨は業者に代行してもらうと比較的に費用が安く抑えられるようです。逆に個人で船をチャーターすると費用が上がってしまうようですね。
予算・・・2万円~60万円程度
樹木葬墓地(継承者不要)
木の根元や花と一緒に散骨するお墓のこと。個別や合同など多種多様。
一度散骨すると取り出せないので、よく確認が必要(骨壺に入れて納骨できて取り出せる施設もあるようです)
契約時に一括で支払うような場合でも、納骨時に別で費用が必要な場合や、毎年管理費が必要な場合など様々なパターンがあります。担当者にしっかりと確認をしておきましょう。
予算・・・5万~50万円程度(年間費が必要な場合もあるで要注意)
納骨堂(永代供養、継承者不要の場合もあります)
納骨殿、納骨檀、霊堂などとも呼ばれます。屋内に設置されるので、掃除などの管理や天候を気にせず参拝できます。首都圏では駅近に位置するビル型納骨堂が多く、高齢になっての参拝にも便利です。墓石がないのでお墓の引っ越しをしやすいのが特徴。しかし、管理が三十三回忌までと期限付きのことが多い。管理についてはよく相談が必要です。
予算・・・10万~300万円程度(年間管理費が必要な場合もあるので要注意)
●手元供養(継承者不要)
遺骨を身近に置いて故人を偲ぶ供養方法。遺骨を家に置くのは問題ありませんが、自宅の庭でもお墓を作ることは法律に違反します。遺骨の一部だけを小さな骨壺に入れたり、ペンダントにして保管する方法と、すべての遺骨を保管する方法があります。
注意する点として、自分が亡くなった後の手元供養していた遺骨の行方!
自分の遺骨と一緒に埋葬してほしいなどと記載しておかないと残された人は困ってしまうことになります。(エンディングノートなど活用しましょう)
予算・・・0~30万程度
メモリアルダイヤモンド・・・新しい供養の形
故人のご遺骨やご毛髪からお作りする「幸せの記憶のダイヤモンド」
ご遺骨は100~200g以上、ご毛髪の場合は5~10g以上。←満たない場合でも
相談可能。
故人様に由来する想い出の詰まったご遺品などから炭素を抽出し、ダイヤモンド
を制作することができます。
ハートインダイヤモンド提携「株式会社GemMind」
永代供養とは??
継承者がいない方・独身の方・身寄りのない方の利用が多いようです。
近年では少子化で利用が増えてきているそうです。
永代供養料を支払えば供養の全てを行ってくれますが、永久という意味ではありません。
供養の期間が決まっていることが多く、それ以降は合葬墓などに納骨となります。
(樹木葬墓地や納骨堂などもそうです)
どんな供養をしてくれるのか
何年供養してくれるのか
永代供養が終わったあとどうなるのか
など条件や細かい金額は各霊園によって様々なのでよく確認をしましょう。
お墓のお引越し(「改葬」「墓じまい」)
お墓に埋葬されているご遺骨を取り出して別のお墓に引っ越すこと。
継承者になっても、遠く離れていてお参りや管理が難しい場合など、家族の形に合わせて、お墓を守りやすくするということですね。
⇩改葬手続きには法律があります(墓埋法)
たとえ自宅内に作ったお墓でも勝手に持ち出すことはできません。
★自分の代で承継者がいなくなる場合には、寺や霊園の管理者に相談し、「永代供養」に改葬することも可能なのでまずは相談してみましょう。
予算・・・20万~200万円程度
改葬の手順
1:改葬先で受け入れ証明書を発行してもらう
2:改装前の古いお墓の管理者に埋蔵証明書を発行してもらう
3:各自治体で改葬許可証を発行してもらう
4:遺骨の取り出しと閉眼供養をする
5:お墓の場所を更地にして返還終了
6:新しいお墓に改葬許可証を提出
7:納骨と開眼供養をする
★改葬業者が手続きなどしてくれるので安心です
★予算の違いは「魂抜き」や「離檀料」などのお布施の金額によるようです。
終活カウンセラー かすみ草みち
株式会社GemMind ホームページgemmind.jp