「血糖値が高い!」「更年期以降!」「たばこを吸う!」
こんな女性の方は、要・注・意です!!
閉経を迎える頃の年齢って、女性にとって人生の大きなターニングポイントになります。
この時期は、血液中のコレステロールが増加するなど動脈硬化が進行しやすくなるため、
注意がとっても必要だそうです。
★50代以降の女性の約半数の人が「脂質異常症」★
閉経前後になると、血管壁にコレステロールが蓄積するのを防ぐ「エストロゲン」という女性ホルモンが減少するため脂質異常症が発症しやすくなるそうです。
(閉経以降では、2人に1人が脂質異常症!!)
★糖尿病・たばこを吸われる女性の方は、男性よりも心筋梗塞にかかりやすいそうです★
(男女別の割合でみてみると・・・)
糖尿病がある方の危険度
男性:3倍 女性:約6倍
たばこを吸われる方の危険度
男性:約4倍 女性約8倍
「脂質異常症」を放置していると!
心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすくなります!
心筋梗塞⇒心臓の血管が突然塞がること
脳梗塞⇒脳の血管が突然塞がること
※脂質異常症は血液検査でわかります(基準値)
LDL(悪玉)コレステロール:140mg/dL以上「境界域は120~139」
HDL(善玉)コレステロール:40mg/dL未満
中性脂肪 :150mg/dL以上
日本動脈硬化学会動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版より
女性だからといって、安心は禁物です!!
閉経後から心筋梗塞のリスクが高まってくるそうです
⇩
女性は閉経後から、男性より10年ほど遅れて心筋梗塞などのリスクが高まってくることがわかってるそうです。
閉経とコレステロールの危険な関係は?
(閉経)(不規則な生活習慣) ⇒ 脂質異常症 ⇒ 動脈硬化 ⇒ 心筋梗塞・脳梗塞
(放置) (放置進行) (放置進行)
脂質異常症の治療は早めのうちから!
治療の柱のなるのは、「生活習慣の改善」と「薬物療法」です
(生活習慣の改善⇒食事・運動療法・禁煙)
・・・早いうちから治療を開始して、コレステロール値を下げましょう・・・
食事療法のポイント!
1⃣コレステロールを多く含む食品を知っておくこと
コレステロール摂取量は、1日200mg以下に抑えることが大切だそうです。
食品あたりに含まれるコレステロールの量(例)
卵1個(55g):231mg ・たらこ1腹(65g):227mg
牛乳1杯(200g):24mg ・牛サーロイン(100g):69g
豚バラ(100g):70mg ・鶏ささ身(100g):67mg
文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分化会報告
日本食品標準成分表2010より
2⃣コレステロールを排出する食品を知っておくこと
食物繊維には、余分なコレステロールを排出する働きがあります。
食物繊維は1日25g以上摂るといいとされているそうです。
野菜(人参・ごぼう)
きのこ類(生しいたけ・生まいたけ)
海藻(刻み昆布・干ひじき)
豆類(絹ごし豆腐・糸引き納豆)など
3⃣動物性脂肪を控えめにして、「植物性脂肪」などを摂りましょう
肉やバターなどに含まれる「動物性脂肪」はコレステロール値を上げますが、
オリーブ油や菜種油などの「植物性脂肪」や「魚類の脂」は、コレステロール値
を下げる働きがあります。
植物性脂肪⇒オリーブ油・菜種油
魚類の脂⇒アジ・サンマ・イワシなど
4⃣女性ホルモンに似た働きを持つ「大豆製品」を摂りましょう
中高年の女性には、大豆や大豆製品がおすすめとのことです。
大豆に含まれる「イソフラボン」という成分が、女性ホルモンである「エストロゲン」に似た働きをもっているからだそうです。
「大豆」「豆腐」「納豆」「豆乳」など
※食事療法では、「量」はもちろんのこと、「質」も見直すことが大切ですね
薬物療法「お薬による治療」も効果的です。
今まで女性はコレステロール値をあまり下げなくてもいいなどの情報があり、女性に対する脂質異常症治療が十分に行われてこなかったそうです。
女性もお薬をしっかり飲み続けて、コレステロール値を下げると、心臓病や脳梗塞、死亡のリスクなどが下がることがわかってきたそうです。
女性もきちんとコレステロール値を下げることが大切ですね
第一三共株式会社発行本より
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かすみ草みち