仏事の知識について、仏具屋さんで資料を拝見しましたのでご紹介します
★挨拶回り
★事務の引き継ぎ
★お礼と支払い
★中陰・忌中の過ごし方
★喪明け法要(四十九日法要)
★形見分け
★初七日法要
★香典返し
挨拶回り
主だった会葬者や、お世話になった方々にお礼のご挨拶に伺います。
(服装は喪服が望ましいですが、地味な服装であればかまわないそうです)
最初に寺院へ、それから故人と関係が深い順にまわると良いそうです。隣近所へのご挨拶も忘れずにしておきましょう。
次に、お世話になった方々へ出す令状です。
・会葬礼状
・弔電への礼状等です
ほかにも供花供物への礼状も出します。
年の瀬が近づいたら年賀欠礼の挨拶状も出しましょう。
(宛名書きにかかる日数も考慮して早めに手配しておくとよいです)
・年賀欠礼状
事務の引き継ぎ
葬儀が終わったら、ご遺族はできるだけ早く世話役から事務の引き継ぎをします。
葬儀関連費用の一部を世話役が立て替えていることがありますので、その点を確認して清算しましょう。
その時世話役から引き渡して頂くものとして
・会葬者名簿
・香典帳
・香典
・供花・供物帳
・弔辞・弔電
・支出金の領収書等
お礼と支払い
僧侶へのお礼は「お布施」と言われます
お布施の額には本来決まりはないそうですが、規定しているお寺もあるようです。
(僧侶に相談されるといいですね)
世話役など葬儀の執行に関して、お世話になった方々へもお礼をします。
葬儀社や、関連業者への支払いは明細書や請求書をよく確認してからにしましょう。
中陰・忌中の過ごし方
仏教では一般に四十九日の忌明け法要の日までを中陰と呼びます。ご遺族の方はこの期間、結婚式などのお祝いごとへの出席は避けるようにされてます。この期間に営まれる法要を忌中法要と言い、初七日からはじまって49日の七七日忌(しちしちひき)で忌明けとなるまで、7日おきにつづきます。
現在では途中の法要は省略されることが多いようです。又、初七日法要もご葬儀当日にご遺骨が戻ってきたところで行うことが多くなっています。
7日目・・・・・初七日(しょなのか)
14日目・・・・・二七日(ふたなのか)
21日目・・・・・三七日(みなのか)
28日目・・・・・四七日(しなのか)
35日目・・・・・五七日(ごなのか)
42日目・・・・・六七日(むなのか)
49日目・・・・・七七日(なななのか)
忌明け法要(四十九日法要)
忌明け法要は原則的には命日から49日目に行いますが、最近では、49日目の直前の日曜日などに営むことが多いようです。
日時が決まったら僧侶に読経をお願いし、ご親戚や故人の方と縁が深かった方などに案内状を送ります。
法要がすんだら忌明け挨拶状を出します
形見分け
遺品は忌明け後になるべく早く整理しましょう。故人の方が生前愛用していたものや大切にしていたものを、ご遺族や親しい人で思い出の印に分け合うことを「形見分け」と言います。
普通、故人の方よりも目上の人に対して形見分けはしませんが、本人から「ぜひともいただきたい」との希望があれば差し上げるようにします。
形見分けは包装せずに贈るそうです。
初七日法要
初七日法要は、人が亡くなってはじめて営む追善供養です。故人の安らかな成仏を願い、執り行われます。特に難しいしきたりはないようです。ご遺骨とご遺影をおまつりし、ご親戚やお世話になった方々を招き、僧侶に読経をお願いします。
香典返し
香典返しには葬儀の当日に渡す「即返し(その場返し・当日返し)」の場合と。忌明け後に忌明けの挨拶を兼ねて贈る場合とがあります。
香典の金額の1/2~1/3くらいの品物を贈るのが一般的のようです。
※現在、日本には様々な宗教があります。
伝統宗教として、仏教・神道・キリスト教・イスラム教など。
今回は、日本人の約9割が行っている一般的な仏式についてご紹介させていただきました。
亡くなられた方の命日に合わせた形で、年回忌法要を行います。
私たちの命があるのは、故人そして先祖の方々がいらっしゃってのことなので、感謝の気持ちを込めて行うことが大切ですね。
供養は様々な形がありますが、故人のことを偲ぶことを通じて自分自身を見つめ直す場でもありますね。
終活カウンセラー かすみ草みち
GemMindのホームページ:gemmind.jp