認知症は、老後の最大の不安であり、超高齢社会を迎えようとしているに日本にとって最重要課題の一つになっている!
日常生活の中で自分自身でもできる事をみつけ、安心して暮らせる「まちづくり」を一緒に考えていきたいとおもい、認知症サポータ養成講座を受講しました。
ボランティア養成講座資料より
他人事ではない、認知症
認知症は誰にでも起こりうる脳の病気です
・家族が
・自分が
・友人が
・近所の人が
・身近な人が
認知症の人が言っていることって、私たちからしたら
「えっ・・・なんで?」って思うことだけど
その人の頭の中では、本当におこっている、できごとなんだそうです。
私たちが、「えっ・・・なんで?」って思っていることを、一生懸命に伝えようとしてくれています。それを理解し。理解しようとする心を持つことが大切だと学びました。
認知症の人と接する時の心がまえ
※「認知症の本人に自覚がない」は、大きな間違い
「何かおかしい」と最初に気付くのは本人だそうです
・ もの忘れなどのために常に不安やストレスを感じている
・ 家事や仕事がうまくいかない、もどかしさやいらだち、恥ずかしさ、時には自分をわかってくれない周囲への怒りを感じている
・ 不安やストレス、うまくいかないことが多くなると、落ち着きのなさや激しい言動といった行動・心理症状が強まる
誰よりも一番心配なのも、苦しいのも、悲しいのも本人です
認知症の方への接し方・関わり方
基本姿勢:対応の心得 3つの「ない」
1.驚かせない
2.急がせない
3.自尊心を傷つけない
*間違った行動や理解できない行動に対し、無理に正したり怒ったりすると、プライドを傷つけてしまい、不安やストレスの原因になり、認知症が悪化することもあるそうです
具体的な対応:7つのポイント
①まずは見守る(さりげなく)
②余裕を持って対応(焦りや困惑は相手に伝わる)
③声をかけるときは1人で(複数で取り囲むと恐怖心をあおる)
④後ろから声をかけない(相手の視野に入る)
⑤相手の目線に合わせてやさしい口調で
⑥おだやかに、はっきりした話し方で(早口、大声、甲高い声でまくしたてない)
⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応(同時に複数の問いかけをしない)
※できることまで手を出さない
本人なりにできることは、できるだけしてもらう。
自信につながり、残された能力を生かすことにもつながる
※孤独にさせない
1人にしておくと刺激が少なく、関心が薄れ、意欲が低下し、認知症が悪化しやすい
関わり方で大切なことは・・・
やさしく! ゆっくり! 笑顔で!
認知症介護の5つの心得
・くらべない・おわりを考える
(できなくてもいい 今を大切に 私たちは私たち)
・抱え込まない・弱音を吐く
(頼ってね 介護が大変で・・・)など
・頑張りすぎない
ハッピーな認知症介護のための「7つの原則」
1:ゆったり、ゆっくりを心がける
2:五感を活かしてコミュニケーションする
3:共感し、感情を合わせる
4:認識や心の世界を理解する努力を
5:わかりやすく調整する
6:かけがえのない、有能な存在であることを感じてもらう
7:外部とのつながりをもつ
認知症の早期発見、早期治療・診断
[介護者が振り返って「認知症の前兆だった」と感じた状況ベスト6]
1⃣同じ事を何度も言ったり聞いたりした
2⃣物の名前が出てこなくなった
3⃣置き忘れ、しまい忘れが目立った
4⃣時間や場所の感覚が不確かになった
5⃣薬の管理ができなくなった
6⃣以前はあった関心や興味が失われた
★認知症を早く見つけ、早期受診・診断・適切な治療につなげることが大切といわれてます
認知症介助士・認知症サポーター かすみ草みち
gemMindのホームページ:gemmind.jp