介護講座
イライラと上手につきあう
~アンガーマネジメント~を聞きに行ってきました。
講師:原 摩利香先生の講座より
アンガーマネジメントとは?
「怒り」と「上手につきあう」心理トレーニング
単に怒らない(怒りをなくす)ことではなく
・不要な怒りに振り回されない
・必要な時には上手に怒る
問題の「原因」「過去」よりも、「解決策」「未来」に焦点を当てる
怒りについて
怒りは様々な感情のひとつ
(喜び)(悲しみ)(嬉しい)(不安)(怒り)
怒りは人間にとって必要な感情である(怒りは身を守るための防衛感情)
※大切なもの「価値観・地位・プライド・考え方)などが侵害された時に怒りがわき起こる
怒りは二次感情である
心のコップにあるマイナスの感情⇒一次感情
(困った・悔しい・心配・痛い・焦り・寂しい・不安・後悔・残念・苦しい・悲しい・怖い・疲れた・不満・恥ずかしい)等
一次感情からあふれ出たのが「怒り」⇒二次感情
怒りの原因
※自分の持っている価値観とのギャップによって生じる(理想と現実のギャップ)
価値観とは?
・自分の常識
・「こうあってほしい」という期待
・「こうあるべき」という考え方
怒りの性質
①怒りは、上から下へ強い人から弱い人へと向けられる
上司⇒部下、先輩⇒後輩、親⇒子・・・など
怒りの連鎖:自分の怒りはもちろん、誰かに怒りをぶつけられた時、それを他の誰かに連鎖させないことが大切である
②怒りは、身近な対象ほど、強くなる
相手への期待値が高くなり、甘えも生じやすく、怒りの程度も強くなる
(介護は相手との関係がより近い仕事の為、関わる時間が長くなればなるほど、関係が深まる一方怒りも生じやすくなる)
※身近な相手でも、言わないと、わかってもらえないと心得る。適度な距離感を保つことも大事です!
③怒りは、伝染する
強いエネルギーをもつ感情であるため、伝染力が強く、スピードも速い
(不機嫌オーラー、怒りの雰囲気を周りに感じさせていませんか??)
※他人のイライラが伝染して、こちらまでイライラしない!
自分自身がイライラの発信源にならないように!
④上手く使えばエネルギーになる
怒りのエネルギーを上手に活用すれば、目標達成の原動力になることもある!
「負けて悔しい」
「二度と指導をうけないようにしよう」
「受け入れてもらうにはどうすればよいか」等
次回No2では、注意が必要な4つの怒りと対処法をご案内します
GemMind 心理カウンセラー かすみ草みち
GemMindのホームページ:gemmind.jp