アロマテラピーは、自然がもたらす植物の香りで、穏やかな気持ちになったり、元気になったり、リラックスできるなど、体や心にも良い効果をもたらしてくれます。
●香りは脳を刺激し、人の記憶にも残る大きなパワーを持ちます。
●心地よい香りに包まれると、心身ともに癒されるのは人間の本質。特に植物の香りは、私達を深く「癒す力」を持っています。
●自然の香りを楽しみ、体や心にも良い効果をもたらしてくれるのがアロマテラピーです。
アロマテラピーとは?
「アロマ(芳香)」と「テラピー(治療)」が合わさった造語
①リラクゼーションやリフレッシュ
②美と健康を増進
③身体や精神の恒常性の維持と促進
④身体や精神の不調を改善し、正常な健康を取り戻す
アロマの効果
*誘引効果:香りで昆虫や鳥を引き寄せる効果・子孫繁栄
*忌避効果:害虫や害鳥の苦手な香りを出して、寄せ付けない効果
*有害な細菌やカビの発生や繁殖を防ぐ効果
香りと脳の関係
※人間の五感の内、視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の情報は、脳の新皮質という部分をいったん通貨してから、大脳辺緑系に伝わるが、香りだけは新皮質を介さず、大脳辺緑系に直接伝わる。
アロマが身体に作用するしくみ
◆鼻から脳へ
アロマオイル(精油)の「におい」は、鼻から大脳に伝わり、感情や欲求などに深く関わる大脳から、自立神経などが影響を受け、心の動きや体に影響を与える。
◆鼻から肺、全身へ
鼻から入った香りの成分は肺にも運ばれ、毛細血管から入り込み全身へ。
◆皮膚から全身へ
角質層を透過して、皮ふの毛細血管に入り込み全身にその効果があらわれる。
エッセンシャルオイル・・(精油)とは?
全て植物からなります
花:華やかな香り・ホルモンバランスが気になる時
葉:スッキリした香り
果実:爽やかな香りが多い
樹脂:個性的なものが多く、心身を癒したい時・森林を思わせる香り、リラックスしたい時
根:心を落ち着かせたい時
精油の特徴
・芳香性(香りを放つ)
・揮発性(空気中で少しづつ揮発)・・使用後はキャップをしっかり締めること
・親油性(油に溶けやすく、水には溶けにくい)植物油やアルコールには溶ける
・可燃性(火が燃え移りやすい)・・火に近づけない
精油は100%天然素材、天然状態よりも100倍以上濃縮されている
購入後1年を目安に使いきること!
アロマの種類と特徴
ラベンダー:リラックスしたい時に
やさしいフローラルな香りがほっとする時間をもたらします。安眠を誘う香りです。
オレンジ:明るく前向きな気持ちに
オレンジ・スイートとも呼ばれ果実そのままの甘い香りです。元気がないときや食欲が落ちているときに。
ユーカリ:何となく憂鬱な時に
ストレスで息が詰まるような苦しい感じを拭い去ってくれるクリアな香りです。
ローズマリーカンファー:気力を充実させる
スパイシーで爽快感のある香り。身体のだるさや、むくみが気になるときに。
グレープフルーツ:すっきりと元気な気分に
甘酸っぱくさわやかな香りが、落ち込んだ気持ちをリフレッシュ。ダイエット時の味方に。
ティートリー:落ち込む気分をシャキッと
清潔感漂うシャープな香り。風邪気味な時など、お部屋の空気をリフレッシュしたいときに。
ベルガモット:やわらかで華やいだ気分に
大人向きの柑橘系の香り。心が沈んで情緒不安定な日におすすめのさわやかで繊細な香りです。
イランイラン:不安や緊張を和らげる
甘くエキゾチックな香りで心の緊張を一気に解きほぐします。セクシーな気分を演出するときも。
ゼラニウム:明るくやさしい気持ちに
バラに似た甘い香り。生理前のイライラしたりするときなどに気分を和らげます。
ジュニパー:集中力を高め気力アップ
心身を浄化してくれるような森の香り。集中力が必要な仕事場に最適です。
ペパーミント:怒りや疲れもリフレッシュ
ピリッと辛味のあるクリーンな香り。眠気をさましたいときなど活力を与えてくれます。
レモン:気持ちを引き締めて冷静に
絞りたてのレモンそのままのフレッシュでみずみずしい香り。1日が始まる朝におすすめです。
様々な悩みに役立つアロマ
寝つきが悪い⇒ラベンダー・オレンジ
生理不順⇒ゼラニウム・イランイラン・ラベンダー
花粉症⇒ペパーミント・ユーカリ・ティートリー
血行促進・集中力⇒ローズマリー・レモン
気分をさわやかに⇒ベルガモット・グレープフルーツ
眠気防止・集中力⇒ペパーミント・レモン・ローズマリー
ニキビ⇒ティートリー・ジュニパー・ゼラニウム
肩こり⇒ラベンダー・ローズマリー
ダイエット⇒グレープフルーツ
胃腸・リフレッシュ⇒柑橘系
使用する上での注意点
1⃣品質の良い安全な精油を使うこと
{安い精油は100%ピュア&ナチュラルでない場合あり}
2⃣精油の原液を直接肌につけないこと
{原液では刺激が強いため、希釈して(薄めて)使用する}
3⃣精油を飲まないこと
4⃣目に入れないこと
5⃣使用期限と保管場所に気を付けること
{原則として購入したら1年以内に使い切る。保管方法は温度変化の少ない、涼しいところ、酸化臭がし始めたら使用しないこと}
注意が必要な方
*乳幼児:3歳以下の乳幼児には使用しない
*お年寄り、既住症のある方、敏感な体質の方
香りに反応しやすいので、はじめは基準量の半分以下の量で試してから使用
*妊娠中の方
妊娠時は体調に考慮し、芳香浴以外のアロマテラピーを楽しむ場合は十分注意
*皮膚の弱い方の場合
皮膚の弱い人、初めてアロマテラピーを利用する人達は、低めの濃度から試してみること。使用して違和感を感じたら、すぐに大量の水で洗い流しましょう。
*ペット
体のつくりが人間とは異なるので、安易に使用しない
香りで心と体を美しく!
ビューティタッチセラピスト かすみ草みち