「聞き書き」とは、語り手の話を聞き、それをその人の「話し言葉」で書いて、活字にして後世に残すこと。
高齢者の人生「聞き書き」・・・新たな気づき、心を豊かに
高齢者が自身の人生について語った言葉を、文字に起こして記録する「聞き書き」。
「語り」に耳を傾けることで新たな気づきを得たり、心を豊かにしたりする可能性もある。
聞き書きは患者さんや高齢者の方々が歩んできた人生を振り返り、気持ちをまとめることにつながる。
認定NPO法人「ホームホスピス宮崎」ボランティア聞き書き隊 主宰の井上さんの言葉
「一人の人間が亡くなるのは、一つの図書館が消えるのと同じ」
共感を受け、ボランティアに参加。只今勉強中・・・
話題になる参考例
①現在
今、身体の調子はどうか。毎日、どんな暮らしをしていらっしゃるか。何が楽しみか。困ったことはないか。なにか、私たちでお手伝いすることはないか。
②少年(少女)時代
ご両親はどんな人だったか。生まれたのはどこか。育った町や村の様子。子供の頃、どんな遊びをしたか。小学校の思い出。お正月の思い出。お祭りなど。
③青年(娘)時代
戦争中の話。好きだった俳優や歌手はいるか。覚えている流行歌があるか、初恋の思い出。
④結婚
つれあいとの出会いについて、新婚生活の思い出。子供誕生の話。子への思い、その頃のエピソード、子供の名前の由来。
⑤仕事・家庭生活
これまでどんな仕事をしていたか。その仕事についたきっかけは何か。大変だったこと、成功談、失敗談。私たちに伝えたい人生の教訓があるか。得意な料理、テレビはいつごろ家にやってきたか。子育ての苦労。その頃楽しかった事。昔からのしきたり、家事のコツ
⑥趣味
いま、楽しんでいる趣味はなにか。若い頃から続けている趣味があるか。旅行は好きか。好きなスポーツは何か。
⑦息子(娘)
子供さんたちは今どうしているか。お孫さんはいるか。
⑧あなたへ
いま、振り返ってみて、いっしょに生きてきた伴侶への思い。
⑨孫へ、ひ孫へ
ここまで生きてきた自分の人生を通して、孫・ひ孫へ伝えておきたいこと。
★お年寄りは色々なことを知っています!
★生活の知恵・技・ことわざ・冠婚葬祭・庶民の歴史・・・・
★お年寄りに学ぼう!お年寄りに生き甲斐を持ってもらおう!庶民の歴史を残そう!
★お年寄りがなくなると町の文庫蔵が焼けたと同じ、と言われます。
ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんとの会話から見えてくるその時代の背景。もっともっとたくさんお話きかせて欲しいですね。
カウンセリングルーム かすみ草みち