手は顔に比べて、お手入れ不足になりがちなパーツですね。みなさんは、手元のお手入れを意識してますか?
「手は年齢が現れる!!」と言われるパーツです。
だからこそ!!
若さを保つために、日々お手入れをやっていきましょう。
爪の成長・構造・成分について
爪は毛細血管から栄養をもらって爪母でつくられます。
皮膚が角質化したもので、1日に約0.1mmのびているそうです。
キューティクル(甘皮)は、爪と皮膚の間から細菌や異物が進入しないように、爪母を守る役割があります。
爪は3層で出来ています。
層の間に「水分」と「油分」を含んでます。
厚みは0.3mm~0.8mmで色は無色透明です。
主成分は皮膚や髪の毛と同じクラチンというタンパク質です。
★健康的な爪を形成する為には、ビタミンやミネラルをバランスよく摂ることが大切だそうですよ!
(バランス良い食事が難しい時は、健康食品を上手に取り入れる事も良い方法です)
皮膚の病気・・・(一部をご紹介します)
●緑膜菌感染:爪甲が緑色に変色する
[原因] 白爪とジェルの間のリフト部分から緑膜菌が進入し感染する
●爪甲剥離:爪が指から離れて剥離が進行した状態。(剥離した場合は爪の色も黄白色に
変化する)
[原因] 主にかぶれや外傷、カンジダ感染、甲状腺異常などが原因でなる
場合があります。
●爪白癬:爪が黄白色に変化したり、剥離したり、症状によって異なります。
分厚くなってもろくなることもあります。
[原因] 主に白癬菌・真菌が爪に付着・感染したことによるものです。
皮膚の構造
肌のうるおいを保つためには、表皮にある角質の「バリア機能」が整っていることが大切
バリア機能を健やかに保つために大切な
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・皮脂膜
・角質細胞間脂質
・天然保湿因子
★皮脂膜は皮脂腺から分泌される「皮脂」と汗腺から分泌される「汗」が
混じりあってできる天然のクリームで、外からの異物の侵入を防いでくれて、
肌の内側から水分の蒸発を防ぐ働きをしてくれます!!
手や指には汗腺が多く、皮脂腺が少ないためこの皮脂膜が少ないんです
手肌は、ただでさせ乾燥しやすいパーツです。
潤いを与えるためにも、こまめにハンドクリームや乳液を塗りましょう!
※普段の生活習慣の中で、手荒れを促進してしまうNGなポイント
・洗浄力や殺菌力の強いハンドソープで何度も洗ってしまう。
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何度も手を洗うと、皮膚を守ってくれている「皮脂膜」が流れて乾燥し、そこから手荒れに繋がります。
手や指には汗をかく「汗腺」が多く存在し、油分が出る「皮脂膜」が少ないパーツです。
肌に優しい低刺激のハンドソープを使うようにし、手洗い後は軽くハンドクリームを塗るなど心がけましょう
・寒い日に手袋をせずに外出、UV対策忘れ、ハンドドライの使用
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乾燥した冷たい空気にさらされると皮膚の水分が失われてしまいます。冷えて血流も悪くなり最悪のコンディションに!
寒い日の外出は手袋を忘れないように
強い紫外線はお肌トラブルの原因。日差しの強い日はUV対策を忘れずに。
外出先でお手洗いに行った時、使いがちな「ハンドドライヤー」は便利な反面、一気に温風と風圧で水分を飛ばして乾かすので、ハンカチで拭くよりも皮膚を乾燥させてしまいます。手洗い後は、吸水性の良いパイル生地のハンカチでしっかり水分を拭きとりましょう。
・食器を洗う時に洗浄力の高い洗剤を使う、お湯で洗う
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温度が高めのお湯で食器を洗うと、油汚れの落ちも良くスッキリ洗えるのですが・・・
その分、皮膚からも油分が流れてしまい、温まった手からは水分も蒸発しやすく、更に乾燥させてしまう悪循環になってしまいます。
食器を洗う際もお顔と同じく(ぬるま湯)が適しています。
食器用洗剤は脱脂作用もあるので、ゴム手袋の使用がおすすめです。終わったあとは忘れずにハンドクリームを使いましょう。
★思い当たる行動はありませんか?★
私たちの手は、仕事や家事で、朝から晩まで休むことなく働き続けています!!
爪のケア忘れがちですよね、爪も皮膚の一部です。
お肌のお手入れと同じようにお手入れしていきましょう(^▽^)/
日本介護美容セラピスト協会認定
(ビューティタッチセラピスト)かすみ草 みち
ビューティタッチセラピー 「ネイルケア講座」より