水は生きていくためになくてはならないものですね。
でも意外と知らないことばかり!
体内の水の働きや水の健康管理、不調や病気を治す水の選び方・飲み方などをご紹介します。
宝島社:「病気が治る」水飲み健康法より
※水不足&滞りが「不調」や「病気」を招くといわれてます
★水が足りない:摂取する水分よりも出ていく水分のほうが上回ると、体は脱水状態になり、さまざまな症状が現れてきます。(死に至る危険性もあります)
渇きを感じなくなり、命も危険な脱水状態
水分減少率 主な症状
2% のどの渇き
3% 強いのどの渇き・めまい・吐き気・ぼんやりする・食欲不振
4% 体温の上昇・皮膚の紅潮・疲労感・脱力感・イライラ・感情の不安定
6% 頭痛・脈拍・呼吸数の上昇・ふらつき・手足のふるえ
8~10% 幻覚・呼吸困難・チアノーゼ・精神錯乱・言語不明瞭
20%以上 無尿・生命の危機・死亡
(日本体育協会「スポーツと栄養」より)
★水が流れていない:水のめぐりが悪く、排出がスムーズにできなくなると、体に余分な水分や老廃物がたまり、内臓の働きも悪くなります
水が足りないとめぐりも悪くなります
体の水が不足する
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脳が「水分を外に出すな」と指令を出す
⇩
発汗・排尿を減らす
⇩
老廃物がたまる
⇩
むくみ・不調・病気
水飲み健康法のパワー
昔から水には治癒力があると信じられてきましたよね、水の不思議なパワーは医学的・化学的にも解明されつつあるそうです!
① 血液を促す
体内の水分が不足すると、真っ先に血液中の水分が少なくなり、血液の濃度が上がって、いわゆる「ドロドロ」の状態になります。体内が水分で満たされると、血液が「サラサラ」になって流れもスムーズになります
② 体をみずみずしく潤す
人間の体は半分以上が水でできていて、毎日、2.5㍑もの水分が体の外へ出ていくといわれてます。失った以上に水分をしっかり補うことで、ヒアルロン酸などのムコ多糖体が水分を抱え込み、体内の水分量を理想の状態に保ち、体をみずみずしくうるおしてくれています。これが健康を維持し、病気に負けない体を作ってくれる基本条件になります
③ 細胞が活性化される
私たちの体は約37兆個もの細胞からなっていて、その細胞はたえず新しいものに生まれ変わっています。体に入ってきた水は血液やリンパ液となって体中をめぐり、細胞に酸素や栄養素を届け、老廃物を流しだして細胞に活力を与え、細胞の働きを高めてくれています
④ 水のめぐりをスムーズに
体内の水分が数%でも減ってくると、脳が指令を出して汗や尿の量を減らし、水分をため込もうとします。たっぷりと水分を補給して体が水で満たされると、体の水のめぐりもスムーズになります
⑤ 不要なものを排出する
水分が不足すると血液がドロドロの状態になったり、汗や尿の量が減って、老廃物が体にたまりやすくなります。水で満たされれば、血液がめぐって老廃物を運び、汗や尿、便と一緒にスムーズに排出できます
⑥ 体温を調節する
水は温まりにくく冷めにくい性質があるので、水で満たされた体は、気温にあまり影響を受けずに体温を保つことができます。また、体温が上がったときは発汗を促して体温を下げるなど体温を調節する働きがあります
⑦ 有害物質を解毒・希釈する
お酒を飲んだ時に、アルコールを分解する過程で発生するアセトアルデヒドを分解(解毒)するように、水は体内に入った有害物質を分解する解毒作用や、酸性になった体を中和(希釈)する作用を持っています
⑧ 体を目覚めさせる
朝の体は「休息モード」になっています。朝起き抜けに冷たい水を飲むと消化器官が刺激されて「活動モード」に切り替わり、目覚めがスッキリです。ドロドロの血液をサラサラにする効果もあります。目覚めの1杯は”生命の源”です
⑨ 緊張をほぐす
イライラやストレスを感じると、脳に血液がたまります。そんなときにコップ1杯の水を飲むと、脳に集まった血液が胃腸へ流れて神経を鎮め、リラックス効果を得られます。就寝前に飲めば、心地よい眠りにつけます
⑩ アンチエイジング
老化とは、「体の水分が失われること」です。水は私たちが生きていくうえで欠かせないものであると同時に、健康や若々しさを維持するためにも欠かせないものです。”みずみずしさ”は若さを保つキーワードです!
正しい水の飲み方のご紹介
水の飲み方は大切ですね。「ちびちび」「こまめ」「ゆっくり」を守って。体の中から健康とキレイを!
(喉の渇きを感じる前に10回に分けて飲むことをご提案)
シニア世代の方は「口渇中枢」が衰え、水分が不足していて喉の渇きを感じにくくなり、脱水状態になりやすくなります。若い時よりも意識して水分を補給することが必要ですね。
重要な3つのタイミング!
●目覚めの1杯は血液をサラサラにする「宝水」
朝、目覚めた直後の水は、寝ている間に濃くなった血液を薄めて血液をサラサラにする。「宝水」です。また、水分が体内に吸収されると、腸の働きを活発にして便秘を解消。水が体中をめぐって酸素や栄養素を届け、老廃物をスムーズに排出できます。新陳代謝が高まり、元気な朝をスタートできます
●空腹時に、こまめにゆっくりコップ1杯ずつ
水は、空腹時が最も効率よく吸収させます。「お腹がすいた」と感じたら、何かを口にする前にコップ1杯の水をゆっくりと飲みましょう。満腹中枢を刺激して食欲を抑えられるので、ダイエットにも効果的です。硬水はより満腹感を得られますが、胃に負担がかかることもあるので、胃の弱い方は軟水を飲みましょう。
●就寝前の1杯は脳梗塞・心筋梗塞を予防する「宝水」
脳梗塞や心筋梗塞は夜中から明け方に起こりやすい傾向にあります。それは、就寝中は汗や呼吸によって多くの水分が失われ、脱水状態になるからです。体内の水分が減ることで血液がドロドロになり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。就寝前に飲むコップ1杯の水も、脳梗塞、心筋梗塞を予防する「宝水」です
★★気温が高いときや運動したとき、緊張したときなど喉の渇きが強い時はコップ2杯に!
ミネラルウォーターの基礎知識・・・
日本では農林水産省が、容器に入った飲み水を「ミネラルウォーター類」として4つに分類しているそうです。
特定の場所で採取した水にろ過、沈殿、加熱殺菌などの処理を行ったものを「天然水」と呼ぶそうです。それをミネラルの分量によって「ナチュラルウォーター」と「ナチュラルミネラルウォーター」に分けています。
ナチュラルミネラルウォーターのミネラル分を調整したものが「ミネラルウォーター」、それ以外の水は「ボトルドウォーター」だそうです。
なので、海洋深層水やアルカリイオン水は、正確にはボトルドウォーターと呼ぶのが正しいそうです
・・・ミネラルウォーターの4分類・・・
※ミネラルウォーター
※ナチュラルウォーター
※ボトルドウォーター
※ナチュラルミネラルウォーター
(さらに7種類に分類すると)
伏流水・温泉水・鉱泉水・浅井戸水・深井戸水・湧水・鉱水
(採取する場所でも水の性質が変わるようです)
ミネラルウォーターにはさまざまなミネラルが含まれています!
主なミネラルとして
カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム・セレン・亜鉛・サルフェート・シリカ
(地球の恵みミ・ネ・ラ・ルを利用して健康効果を高めましょう💛
目的別の水の選び方・・自分の体が求めている効果を得られる水を選びましょう
軟水⇒和食にぴったり、体への吸収率も◎です
(シワ対策・美肌づくり・デトックス・血液サラサラ)
硬水⇒不足しがちなミネラルを水で簡単に補える
(ダイエット・便秘解消・骨粗しょう症予防・血糖値改善)
炭酸水⇒シュワシュワが血行改善のカギとなる!
(冷え改善・便秘解消・食欲増進・暴飲暴食)・・重炭酸イオン水に注目!!
アルカリイオン水(還元水)⇒「機能水」を名乗れるただひとつの水!
(胃腸を整える・生活習慣予防・疲労回復・美肌づくり)
海洋深層水⇒海の奥深くに眠っている有効成分が溶け込んだ水
(美肌づくり・更年期症状緩和・便秘改善・PMS改善)
PMSとは?月経前症候群
バナジウム天然水⇒血糖値を下げるホルモンと似た性質を持つ
(糖尿病予防・動脈硬化予防・高血圧改善・血液サラサラ)
温泉水⇒つかって温まるだけでなく飲むと健康効果も発揮
(イライラや不安を解消・糖尿病予防・便秘改善・血圧コントロール)
シリカ水⇒現代人に不足しがちなミネラルを効率よく摂取
(髪や爪を美しく・美肌づくり・アンチエイジング・デトックス)
みなさん!きちんと水がめぐっていますか??
★チェック★
□体がだるい □腰痛など体に痛みがある □手足にこわばり、しびれがある
□頭が重く、痛むことがある □めまい、立ちくらみがある □動悸がおこりやすい
□雨や曇りの日は体調がすぐれない □吐き気があり、ゲップが出る
□せき、たん、鼻水、鼻づまりが続いている □お腹が張っている
□以前より尿の出が悪い □冷えやすい □乗り物酔いをする
☝4つ以上当てはまったら要注意らしいですよ!
体内に滞った水を流して、体をきれいな水で満たしましょう
Gem Mind かすみ草みち
GemMindのホームページ:gemmind.jp