~アンガーマネジメント~
講師:原 摩利子先生講座より
注意が必要な4つの怒りについてと対処法
1、頻度が高い怒り
しょっちゅうイライラする、カチンとくることが多い、イライラを周りに舞い散らしてしまう
特徴や性質
「せっかち」・「人に対して厳しい」・「気分転換が不得意」など
★怒りは伝染する
⇩
強いエネルギーをもつ感情であるため、他の感情よりも伝染しやすくなる
[対処法]
ストレス解消法を身につけよう!
心に余裕を持つために自分なりのリラックス法でストレスを解消しましょう。
・ポイント・
毎日出来る事、仕事場でも出来る事、休日に出来る事など幅広く用意しておく
効果の高いストレス解消法として
・軽い運動
・身体の緊張をほぐす運動
・カラオケ・部屋の掃除など
付き合い方として
不機嫌になることで、「自分の不安を理解してほしい」と周囲に伝えている。イライラのもとは、「気持ちをわかってほしい」という不安。まずは、反論せず相手の話を聴く事
(聴いている態度を表す)
2、持続性が高い怒り
過去の怒りを引きずってしまったり、思い出しては怒りを感じる・ずっと根に持っている。
「前から言っているけど」「何度も言ってるけど」などの過去の出来事を蒸し返して怒る。
特徴
「完璧主義者」
「神経が細やかな気配り上手」
「嫌なことを断れないタイプ」など
[対処法]
「今、ここ」に意識を集中させてみよう!
過去や未来に意識を向けず、今に集中させる練習をしてみよう
例えば・・・
・目の前の仕事に意識を集中させる
・目の前の無機質なものに意識を向けるなど
おススメとして!
怒りを思い出さないように何か没頭できる作業を準備しておきましょう
付き合い方として
普段のコミュニケーション方法を配慮してみましょう
(プライドを傷つけないコミュニケーションを心がける)
配慮する3つのポイント
・報告や相談は途中でさえぎらず、最後まで聴く
・相手の怒りに共感して寄り添う
・仕事を頼む時は、NOの選択肢を提示する
3、強度が高い怒り
どなる・キレる・感情に任せて怒り散らす・相手が謝っても気が済むまで怒鳴り続けてしまう・些細なことでも必要以上に激昂してしまう
特徴
「自己主張が強い」
「ふるまいが乱暴」
「高圧的な態度」など
[対処法]
自分の気持ちを正確に把握しよう
自分がどの程度怒っているのかを冷静に考えてみよう。怒りは幅広い感情の為、怒りを表現するボキャブラリーを増やすことで、より正確に自分の気持ちを把握できるようになる。
スケールテクニックを使って怒りの程度を把握することもおススメだそうです!
付き合い方として
相手をよく観察し、怒りのパターンを見つけて配慮するようにしましょう。
その人が怒りやすい時間帯や場所、相手など決まったパターンが可能性あります。
パターンがわかれば、回避もできます。
例えば・・・
(朝は機嫌が良くない⇒相談やお願いはお昼以降にしよう)など
4、攻撃性が高い怒り
他人を傷つける 自分を傷つける モノを壊す
他人:人を責めてしまうのが特徴。防衛本能が強い
自分:自分を責める特徴。真面目で責任感が強く、罪悪感を抱えがち
モノ:物を壊す、乱暴に扱うなどが特徴。普段は優しく忍耐強い
[対処法]
怒りの対象から距離を置こう
怒りの感情に自分の心を占領されないように怒りの対象から物理的・精神的に距離を置き、リラックスした時間を持つようにする。
他人やモノに怒りが向かう場合は、自分が周囲に攻撃的になってることを自覚しよう!
付き合い方として
・反撃しない:相手を否定しない言葉で受け流し、その場を乗り切る
・その場から去る:トイレなどの理由をつくり、まずはその場から離れる
・自分の気持ちを伝える:相手を責めるのではなく、自分の気持ちを率直に伝える
怒りの感情のピークは「6秒」といわれているそうです
★怒りの感情が起きた時、一番やっていけないのは⇒反射的な行動
一定時間、怒りとは別の方向へ意識を向け、衝動をコントロールする
⇩
怒りのピークが過ぎると、冷静に対処しやすくなります
次回No3では、「怒りの感情を一度クールダウンさせる」お話をご紹介します
GemMind 心理カウンセラーかすみ草みち
Gemmindのホームページ:gemmind.jp