相続財産が少額であっても、裁判になるほどのトラブルが起こるケースがあります。生前に二人でしっかりと資産を洗い出しておきましょう
プラスの資産の一例・・・生前にできること
預貯金・・(課税有)
金融機関の支店名や口座番号を必ず控える。ネットバンクの場合は、契約者番号やパス ワードの控えも忘れずに行う。
土地・建物・・(課税有)
不動産登記書類をリストなどにまとめ、保管場所を伝える。親名義のものはそのまま解消する。
不動産・・(課税有)
不動産登記書類はリストにまとめ、保管場所の情報を共有する。
個人事業用の財産・・(課税有)
売掛負債の金額と入金時期の記載をする。財産になりそうな機器や道具は、個数と機種名、年式などを記載する。
株などの有価証券・・(課税有)
取引金融機関の口座を共有する。
生命保険・・(課税控除有)
保険金は会社によって異なるので、事前に保険会社へ問い合わせる。
死亡退職金・・(課税控除有)
退職金は会社によって異なるので、事前に会社へ問い合わせる。
仏壇・墓所・・(課税無)
墓地使用料や年間管理費の記載、共有を行う。
自動車・バイク・・(課税有)
売却や廃車、名義変更などの手続きを行う。
家具・家電・・(課税有)
高額なものに関しては、購入先や金額を共有する。それ以外は「一式〇〇円」とまとめて記載。
美術品や宝石類・・(課税有)
購入先や金額のほかに、保証書や鑑定書などもまとめておく。可能であれば鑑定もしておく。
慰謝料などの債権・・(課税有)
内容と金額、請求期間を共有する。
著作権などの知的財産・・(課税有)
権利が発生している作品と、権利の有効期限を共有する。
マイナス資産の種類と生前にできること
クレジットカードの未払い金
必要以上に借金している場合は、できるだけ早く返済する。
未払い家賃
引き落としの場合は、口座を一本化して、できるだけ早く支払いする。
医療費などの未払い金
できるだけ早く支払う。
未納の税金
すぐに支払えないようであれば、分割や延納の申し出を役所にする。
住宅ローン
借入時に保険に加入している場合が多いので保障と連絡先を共有しておく。
自動車ローン
乗らないようであれば売却して返済する。
事業の売掛金など
できるだけ早く支払う
連帯保証人の債権
連帯保証人になっている場合は、相手に解約を申し出る。
土地を貸している場合の敷金
返済できるように準備する。
終活カウンセラー かすみ草みち