家族が亡くなった後にその故人の持ち物や家屋の中を整理することです。
具体内容
・貴重品や金品を把握し、財産分与をする
・大切な思い出が詰まった品の形見分けを行う
・不要な物を処分する
*遺品整理を行い、なくなった方のお部屋を片付けることで、大切な人を亡くした悲しい気持ちにも整理をつけることができます。
不用品処分と遺品整理の違い
遺品整理は、ただ物を捨ててお部屋を空っぽにするというだけではありません。亡くなった方がどのような物を持っていたのかを把握し、必要な物とそうでない物を選び分け、遺された家族で残す・残さないを判断して整理します。
不要処分:すべてをゴミとして捨てる
遺品整理:必要なものを残し、不要なものを適切に処分する
「必要なもの」とは、現金・印鑑や通帳・金券・宝飾品など
*遺言書・写真やビデオ・子供の成長を記録したものなど
(そのまま捨ててしまうには忍びないと感じるもの・・・きっと見つかることでしょう)
処分と考えるか、整理と考えるで、遺品整理に対するイメージは随分違ってきます。
専門業者への遺品整理の依頼理由ランキング TOP3
第1位:身内が亡くなり、遺品整理をしようとも何から手を付けていいのかわからない
第2位:仕事が忙しくて、遺品整理のために仕事を長期で休めない
第3位:身内で遺品整理を進めてきたけど、時間ばかりが経ってしまって、体力的にも疲れ てしまった
今は核家族が進んでいて、世帯が同居しているご家庭が少なくなりました。離れて暮らしてきたからこそ、どうしたらいいか分からないという方が増えています。
亡くなった家族と住んでいる地域が違うと!?
①ゴミの出し方が分からない
②荷物を運ぶ手段がない
③家の中のどこに何があるか分からない
だから仕分けから搬出、不要品買取や処分までを一括して任せられる専門業者へ依頼する人が増えています。また、相続や形見分けのために、家の中から貴重品だけを探し出して欲しいという要望もあります。
いつ遺品整理をしたらいい?(状況に応じたタイミングと適切な時期)
●自分の気持ちが落ち着いてからゆっくりと行う
家族が亡くなった後は、葬儀の手配やお墓の準備などでバタバタします。遺品整理に取り掛かるのはそれがひと段落してからでよいでしょう。
●一人暮らしの賃貸物件の場合は、退去に合わせて早急に!
賃貸物件の場合、月々の家賃が発生します。大家さんや管理会社に解約の連絡をした後は、退去予定日までに片付けを行い引き払えるようにしましょう。
「遺品整理」に似たものとして「生前整理」があります
生前整理とは、死を迎える前に自分で自分の持ち物や財産などを整理しておくことです。準備を済ませておくことで、今をより過ごしやすい生活にするというポジティブな目的で行われます。また、自分が元気なうちから生前整理をすることを「老前整理」とも言います。
生前整理の依頼ランキング TOP3
第1位:終活の一環として使っていない部屋・つかっていないものを整理したい
第2位:施設入居に伴い、必要なものと不要なものとを整理したい
第3位:孫が生まれて実家にも遊び場を作ってあげたいから
終活への関心を持つ方が増えていて、生前整理への需要も年々高まっています。
万が一の時に「家族に迷惑をかけたくない」というお気持ちから、少しずつ荷物の整理を始めて、財産の把握や形見分けを進められています。
使っていないものを整理・処分することで家の中にスッキリとした生活導線をつくり、安全に暮らせるようにするという目的もあります。
また、老衰やご病気などによって生活能力が低下された方の自宅の整理整頓をお手伝いさせていただくこともございます。
遺品整理士 かすみ草みち